小さな子供たちの言葉の可能性~YBSエジソンクラスの子供たち~

家庭から社会へ、家族から他者集団へ混ざる経験は、
YBSが初めて、という子どもがほとんどであるエジソンクラス。

いつもそばにいてくれて、愛されている安心感とぬくもりを伝えてくれた家族から少し離れ、他者との関係を築く子どもたち。

同世代のお友達、先生、お兄さん、お姉さん、お友達のママ、パパ・・
そこにはたくさんの新しい人たちとの出会いがあります。

そして、人との関係だけでなく、
新しい環境を理解し受け入れていくことも必要です。
幼いながらも、大きな課題をみんな乗り越え、
意欲的に毎日を過ごす姿は、私たちに多くの笑顔を与え、
秘めた可能性を引き出したい欲を刺激してくれます。

 

秘めた可能性、その一つは、
「言葉を使ってのコミュニケーションが始まる」ということです。

「言葉」を話すまでの発達には大きく分けて2つあると言われています。「言葉の音に興味があり真似るタイプ」と、「意味に興味があり考えるタイプ」。
言葉を発することに注目しがちですが、話さなくても、
言葉への興味がなく理解していない、ということではないのですね。

毎朝のイングリッシュモーニングサークルの光景は、
言葉への興味が全開であることがとてもよく伝わります。
ファビアン先生を迎えると、全員の視線は真っすぐ先生を見つめ、
その瞳で先生の意図を吸収しようとしているかのよう。
でも、カードと手の動きを交えて行う「英単語」になると、
言葉を真似る子と、手はおひざで視線も先生に真っすぐな子と、
反応は異なるのです。

さらに、「歌」になると、椅子から立ち上がりジャンプをするなど、
体を使い表現する子と、一貫して先生をしっかり見つめる子など、
反応としての違いに個性が見えます。

これまで、そんなエジソン世代を経て成長した子どもたちは、
その時期は個々で異なる「言葉の爆発期」を見せてくれました。

それらは、先生の言う英語を聞いて行動したり、
自分から英語を発声したり、歌であったりします。
そこには、レッスンで聞いた英語に限らず、YBSの日常生活の中で、
先生が使う言葉がたくさんあります。
そして、言葉を介したコミュニケーションはうまれ、
その相手が大人であったりお友達であったり、
どんどん広がっていく様子に私たちは感激しています。

幼くたって、いや、幼いからこそ、
知っているとか知らないという壁を作らずに、
興味津々で言葉を感じているのです。
吸収した言葉をアウトプットする時に、日本語も英語も分けていません。そして、友達や先生と言葉を共有できた喜びが、次の意欲につながり、
再びうれしい経験を重ねる。

この繰り返しが、言葉と心の発達を促しています。
母語以外の言葉に触れた積み重ねが、
目に見えるようになるには時間が必要です。
しかし、YBSで最も幼少なエジソンクラス世代にも、
確かに秘めた可能性を拓く刺激となっています。

言葉の爆発期にも重なるエジソン世代は、
お友達への興味関心も生まれる時期です。
先生がお友達の名前を呼ぶと、その子を見たり、
お当番のようにお友達に水筒を配り渡していたり、
泣いているお友達の背中をトントンし
「だいじょうぶよ」「Are you OK?」
と声を掛けたりする光景も見られます。
これらは全て、大人が指示したからではなくて、
日々の生活や経験から学び身に付けた力であり、
子どもたち自らがYBSでの生活をより高めているのです。

このような、自分の意思でお友達と関わることができる姿は、
YBSが目指すことの一つ。
今の社会で特に育てたい力とされる
「他者とコミュニケーションをとる能力」を既に見せてくれています。

月齢の高い子どもは、お友達と手を繋いでお散歩に出かけます。
時には顔を合わせて笑いあい、見たものへの感想を声にして、
繋いだ手は目的地まで離さずに歩けるようになりました。
「〇〇ちゃんと〇〇くん、手を繋いでね」という声掛けに、
パートナーを探すこともできます。

日々の生活経験が与える影響と何事も吸収する姿に、
私たち大人は誤った導きや環境を与えてはいけないと、
心して共に過ごしています。
「思いに真っすぐ行動できる」世代だからこそ、
この環境をたっぷり吸収して
「次なる秘めた可能性」へのステップにして欲しいです。

Ako この記事を書いた人

Ako

YBSの子供たちのこと、ママたちのこと、家族のこと、そしてスタッフのことを暖かい愛情で見守り、包んでくれるママ的存在。子供たちにとって何がいいかを一番に考え、優しく暖かい空気は子供たちを安心させてくれる。これまでの保育の経験や教育の知識、そしてグローバルな活動を活かし、YBSを支えてくれている。