混ぜる教育を目指して~YBS Elementary小学校~

YBSの小学校が開校して1ヶ月半が経ちました。

 

2017年9月1日。生徒20名で始まったYBS Elementary。

 

全てが初めての挑戦で、まだ何も実感がわかなかった1ヶ月半前。
本当にできるかな…という不安や、子供達の未来を担っていく責任と緊張、
とまどいもたくさんありました。


でも、YBSの小学校は絶対すごい!
子供達の未来のために、信じてくれているファミリーのために…
最高な小学校を創るんだ!!
そんな想いと信念が、小学校を前に進めてくれました。

 

子供たちの学びと経験

YBS小学校ってどんなところ?と思っている方もたくさんいると思います。
子供達がどんなことを通して、何を学んでいるかをぜひ紹介させてください!

YBS小学校は、混ぜる教育、バイリンガル教育の小学校。
今はアメリカ人の生徒達が通っていますが、
日本とアメリカが混ざる教育の場を目指して、未来に向かって少しずつ進んでいます。

 

日本語レッスンでは、ひらがななどの読み書きの練習から、
日常会話をメインに、使える日本語を教えています。
アメリカ人の子供達にとって、日本にいる時間がさらにスペシャルになるように…
習った日本語を、お店や公園などで使えるようになったら、
彼らの世界はさらに広がります!

算数では、日本の小学校と同じ教科書を使って算数を学んでいます。
数字は世界共通のもの。でも使い方や教え方によって、その世界は違うものに!

将来母国に帰るために、英語のレッスンも行っています。
日本語を学ぶことはもちろん彼らにとってプラスのもの。
でも母国語を学ぶことが同じくらい大切なことも、
深く教えてくれる英語の授業です。

 

社会や理科では、子供達の考える力を大切にしています。
地域を知ることを軸に、子供達はyokosuka book作りに挑戦!

動くおもちゃ作りでは、紙コップやストロー、輪ゴムなどを使って、
重力やバネの力を考えながら何種類ものおもちゃが出来上がりました!
シンプルなものでも、少しのアイディアと創造力をプラスすれば楽しいものに!

 

最近朝子供達と会うと、
「センセイ!オチャラカ!」と元気いっぱいな声が広がります。

音楽の授業で教えた日本の手遊び、お茶らかや電車じゃんけんが、
彼らの楽しい遊びの一つにリストアップされました!

遊びの時間に教えたドロケイ、折り紙での王冠作りも、
すぐにブームになりました。

子供達は新しいことを常に知りたいし、学びたい。
そんな彼らの好奇心をもっともっと生かしていきたい…
そんな想いが増していきます。

 

混ざる経験、混ぜる挑戦、混ぜる教育を目指して

 

今YBSの小学校には、アメリカ人の子供だけが通っています。
たくさんの学びと経験をしている子供たちですが、
YBSとしてこの環境がどこかしっくりこない光景なのも正直なところ…。
何のために彼らは日本語を学んでいるのか…
日本語を使って同年代の子供たちと一緒に関われたら、
そこからたくさんの友情と、自信と、学ぶ目的がもっともっと広がっていくはず。

そんな想いをいだいていた先日、
ついに普段YBSの学童に来ている日本人の子供たちとの関わりが実現しました。
朝の会でその予定を話すと、とても興奮した様子の子供たち!

日本人の子供たちと何をしたい?と聞くと、1人の男の子が、
「Cops & robbers!! (ドロケイ!)」
と興奮しながらアイデアを出してくれました。
じゃあそれを自分で伝えてみよう!
それが彼のミッション。
一生懸命紙に書いて何度も何度も一緒に練習しました。

緊張した様子の彼。
でもそれ以上に、日本人の小学生と一緒にドロケイをしたい!という
ワクワクした感情がたくさん伝わってきた時間でした。

 

まずは公園でピクニック。アメリカ人も日本人も、どこか壁がある対面。
お互いに距離を保ちつつ、
一緒にランチを食べる姿はなんだかとてもかわいらしい光景でした。

ランチが終わると、ミッションを与えた男の子が、
早く日本人に伝えたい!!!と興奮しながら、
一人ずつ近づいて練習した言葉を伝えようとしていました。

でも興奮しすぎて、なかなか言葉にはならず…
彼の気持ちを、少し英語がわかる日本人の男の子がみんなに伝えてくれました。
自分自身で言葉としては伝えられなかったけど、気持ちはみんなに届いたはず!!

言葉で通じるだけがコミュニケーションではありません。
その後日米の子どもたちが汗をかきながら真剣に遊んでいる姿…
彼のミッションはクリアです!

日米をミックスしたリレー対決も白熱し、楽しい公園の時間が終わりました。

初めは恥ずかしそうにしていた子供たちも、もうすっかり一つになっていました。

 

公園から帰った後は、小学校に戻り、日本語と英語を使うビンゴに挑戦!

でもただのビンゴではありません。

アメリカ人は日本語で質問して、日本人は英語で質問して答えを
ゲットしないとビンゴができない仕掛け。

子供たちはちゃんと話すだろうか…あきらめて脱落する子は出ないかな…

でもここで見た光景は、私たちが「見たい!!!」と思っていた光景。

 

アメリカ人:「アイスはすき?」
日本人:「Yes!」
アメリカ人:「なまえは?」

日本人:「Do you like blue?」
アメリカ人:「はい」
日本人:「Name?」

 

広がっていたのは、こんな光景。
完璧ではなくても、こんなに話している!
こんなにコミュニケーションをとっている!
こんなにかかわっている!

小学生以上になると、自然に交わるのは難しいことが多いです。
でも、ビンゴというツール一つで、
こんなに素晴らしいバイリンガルな世界が広がった!

日米が混ざることがYBS.
そんなことを改めて感じさせてくれた時間でした。

もっとこのビンゴをしたい!!そんな声がたくさん聴かれるほど、
子供たちは楽しみ、一生懸命になっていました。

子供たちはもっともっと学びたいし、学んだことをもっともっと使いたい。
実際に経験すれば、子供たちの自信にもつながります。

教育は無限大な可能性を秘めているし、
子供達の価値観、視野、未来を変えていくもの。

始まったばかりの小学校には、まだまだたくさんのミッションがあります。
将来子供たちが、YBSの小学校に通ったことを誇れるように、
YBSの混ぜるバイリンガル教育を目指してまだまだ進んでいきます!

Aya この記事を書いた人

Aya

英語と日本語のバイリンガルで、子どもたちの成長をあたたかく見守るYBSのブランディングマネージャー。 バイリンガルの環境で、バックグラウンドの異なる子どもたちの最高の笑顔を引き出すのは、彼女のこのあたたかい人間性あってこそ。 地域、子ども、保護者、違いを認めて励まし合う、笑い合う。そんな世界を今日も作る!